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2006 年度 実績報告書

ペプチドを用いるタンパク質アミロイドの形成機構解析と制御

研究課題

研究課題/領域番号 18031011
研究機関東京工業大学

研究代表者

三原 久和  東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 教授 (30183966)

研究分担者 高橋 剛  東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助手 (90345380)
キーワードアミロイド / タンパク質 / ペプチド / βシート / アルツハイマー病 / バイオナノ
研究概要

狂牛病やヒトのヤコブ病、アルツハイマー病をはじめ、近年、タンパク質の組織化・増幅現象としてタンパク質の3次元構造変化(ミスフォールディング)に起因したアミロイド線維形成に高い関心が集まっている。このような特性を有するタンパク質の立体構造形成および構造転移の原理を解明し、その制御物質を開発することは非常に重要である。本研究では、人工的に設計したペプチド群等を用いてアルツハイマータンパク質Aβ等のアミロイド線維化を制御する物質の創製とアミロイド線維化の解析に貢献する物質を創製することを目的にする。
アルツハイマー病アミロイドAβペプチドのアミロイド線維化を制御する人工ペプチドの創製:
Aβペプチド(1-40)および(1-42)のアミロイド線維化を制御(増幅・阻害・検出)できる人工ペプチドの創製を、申請者らが長年蓄積してきたアミロイドペプチド科学研究成果をもとに実施した。種々の短鎖の設計ペプチドを合成し、アミロイド線維化を制御できる機能性ペプチドを獲得した。
アルツハイマー病アミロイドAβペプチドのアミロイド線維化を制御する人工RNAの創製:
Aβペプチド(1-40)および(1-42)のアミロイド線維化を制御(増幅・阻害・検出)できる人工RNAの創製を、申請者らが蓄積してきた進化分子工学手法により実施した。Aβを特異的に認識し、結合する人工RNAをRNAライブラリの進化分子工学により獲得した。RNAはアミロイド線維化の阻害能を有している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Nonfibrous β-Structured Aggregation of an Aβ Model Peptide (Ad-2α) on GM1/DPPC Mixed Monolayer Surfaces2006

    • 著者名/発表者名
      Takayoshi Kawasaki
    • 雑誌名

      J. Colloid Interface Sci. 294

      ページ: 295-303

  • [雑誌論文] Construction of Green Fluorescent Protein (GFP) Variants That Interact with Amyloid β-Peptide2006

    • 著者名/発表者名
      Tsuyoshi Takahashi
    • 雑誌名

      Peptide Science 2006

      ページ: 9

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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