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2006 年度 実績報告書

異方的超流動ヘリウム3A相における量子渦の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 18043015
研究機関京都大学

研究代表者

松原 明  京都大学, 低温物質科学研究センター, 助教授 (00229519)

研究分担者 水崎 隆雄  豊田理化学研究所, 研究員 (20025448)
上野 智弘  京都大学, 医学部, 助手 (10379034)
キーワード量子渦 / 量子流体力学 / 異方的超流体 / MRI / 低温物性
研究概要

本年度は回転冷凍機の製作と量子渦によるスピン第2音波の散逸の予備実験およびMRI顕微鏡の超流動ヘリウム3への応用を柱に研究を行った。回転冷凍機は設計から始まり,多くの修正を経て,現在組立ての最終段階を行っている。これらのテストをおこない,それによる設備の修正等を行い,測定セルを設置して測定を行っていく計画である。
また量子渦によるスピン第2音波の散逸の研究に関しては,水崎が米国・ラトガース大学のKojima教授と共同で,実験セルの設計のための議論を行い,セルの設計やその製作を行っている。現在テストセルが完成し,今後冷凍機の製作と平行して予備実験を行う計画である。
MRIの超流動ヘリウム3への応用は,測定感度の向上を主に行ってきた。これまで傾斜磁場の増強,測定空間の大きさを一定以下に制限し,低温で動作する増幅器を用いることで,超流動ヘリウム3の渦格子の観測に必要な解像度を得られることがほぼわかってきた。今後回転冷凍機のテストと平行して測定用の実験セルの設計・製作行い,回転冷凍機テスト終了後すぐに測定セルに冷凍機を設置する。測定用の傾斜磁場は冷凍機にあわせて新しく製作する必要がある。現在設計を行っており,すぐに製作を開始する計画である

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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