• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

巨大ひずみが開拓する高密度格子欠陥新材料

研究課題

研究課題/領域番号 18062006
研究機関九州大学

研究代表者

堀田 善治  九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (20173643)

研究分担者 大橋 鉄也  北見工業大学, 工学部, 教授 (80312445)
加藤 雅治  東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (50161120)
中谷 彰宏  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50252606)
森永 正彦  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (50126950)
香山 正憲  産業総合研究所, ユピキタスエネルギー研究部門・ナノ材料科学研究グループ, グループ長 (60344157)
キーワード巨大ひずみ / 高密度格子欠陥 / 形状不変加工 / 材料メカニックス / マルチスケール計算
研究概要

金属材料に巨大ひずみを付与することで、大量の格子欠陥が導入され、従来達成できなかったサブミクロンからナノスケールの微細組織が形成できるようになっている。しばしば特異構造の形成に至ることがあり、これまで難しいとされてきた強度と延性が同時に向上するなど特異現象が生じている。巨大ひずみの付与はECAP, ARB, HPTなどの形状不変加工プロセスを用いることでバルク試料でも実現可能となっている。本特定領域研究はこのような背景をもとに、平成18年9月から次の2点を研究目標に開始した。
(I)巨大ひずみによる高密度格子欠陥の導入と微細組織形成過程の定量的理解
(II)巨大ひずみ材料のメカニクス(力学応答)に対する理解(特に、高強度と高延性の両立について)
具体的な活動は以下のようである。
第1回幹事会(平成18年8月19日(土)):本年度研究対象とする試料の絞込み。アルミニウムと銅を対象とする。共通試料の手配方法の決定。研究の具体的な連携方法について議論。個別に交渉して行うこととする。計画班ごとに勉強会を開催し、領域全体からの参加者も募ることとする。
第2回幹事会(平成19年3月5日(月))平成19年度研究方針について議論。その他。
第3回幹事会(平成19年3月29日(木))公募班メンバーとの協議日程およびその方法について議論。その他。
第1回研究会(平成18年8月18日(金)、19日(土)):本特定領域研究の目標をメンバー間で再確認。
第2回目研究会(平成19年3月5日(月)):巨大ひずみ加工時における「相当ひずみ」の定義についての講演と討論、および本研究の狙いと要点をまとめた講演と討論。
第3回研究会(平成19年3月30日(金))平成18年度報告会を開催。評価委員より本年度の評価を受ける。
その他:ホームページ(日本語版と英語版)の立ち上げ。ニュースレター第1号の発行。日本金属学会における公募シンポジウム「巨大ひずみ加工材の特異なメカニクス」を開催。本特定研究の成果集約のため日本金属学会機関誌のMterials Transactionで特集号を組む。刊行は平成20年1月予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Giant Straining Process for Advanced Materials Containing Ultra-High Density Lattice Defects2007

    • 著者名/発表者名
      Zenji Horita
    • 雑誌名

      News Letter 1

      ページ: 1-4

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi