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2006 年度 実績報告書

放射光X線マイクロプローブによるナノデバイス材料・界面の物性評価

研究課題

研究課題/領域番号 18063019
研究機関(財)高輝度光科学研究センター

研究代表者

木村 滋  (財)高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門, 主幹研究員 (50360821)

研究分担者 田尻 寛男  (財)高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門・構造物性Iグループ, 研究員 (70360831)
坂田 修身  (財)高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門・表面構造チーム, 主幹研究員 (40215629)
キーワードX繰回折 / 界面物性 / 薄膜 / シンクロトロン放射光 / 歪み / 微小領域
研究概要

100nmレベルの空間分解能を持つ放射光X線マイクロプローブ技術を利用して、ポストスケーリングテクノロジーでの利用が期待されるナノデバイス材料・界面の物性評価を行う。具体的には,ビーム集光技術、高精度試料位置決め技術、試料測定位置モニタリング技術等の要素技術の高度化を行い、各種ナノデバイス材料・界面の微小領域に存在する歪や構造の評価を行う。また、X線の透過性を活かし、埋もれたナノ構造等の評価技術やデバイス動作下でのその場観察技術を確立することを目標とする。本年度は、以下の研究開発を行った。
1.既存高分解能マイクロX繰回折システムの改造
これまで、本システムはBL46XUで開発してきたが、分光器が水冷式のため、熱歪により放射光のコヒーレンス度が劣化する問題があった。そこで、本回折計の架台部分を改造し、液体窒素冷却分光器を備えたアンジュレータビームラインBL13XUで実験を行えるようにした。また、本システムを使いパターン加工されたSiGe/Siヘテロメサ構造の局所歪の測定に成功した。
2.逆格子マップ高速測定技術の開発
X線用CCD検出器を導入した。これにより、格子面間隔と格子面傾斜の分布を100nmの空間分解能で迅速に測定することが可能となる。
3.高エネルギーマイクロビーム形成技術の開発
埋もれたナノ構造をより効率的に測定するために、透過能のより高い高エネルギーX線(25keV)マイクロビーム形成技術を開発した。このため、ディープX線リソグラフィー技術で作製されるポリマー積層屈折レンズを導入した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 放射光マイクロX線回折法による歪緩和SiGeバッファー層の評価2007

    • 著者名/発表者名
      木村 滋
    • 雑誌名

      機能材料 27・3

      ページ: 59-65

  • [雑誌論文] Development of a High-Angular-Resolution Micro-diffraction System for Reciprocal Space Map Measurements2006

    • 著者名/発表者名
      Shingo Takeda
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Applied Physics 45・39

      ページ: L1054-L1056

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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