高周期ヘテロ元素化合物の反応性を解明することで、ラジカル反応およびラジカル重合反応をより高度に制御する方法の開発を行った。特に、1)炭素ラジカル前駆体となるヘテロ元素化合物の効果の解明と、2)ヘテロ元素どうしがσ結合を持つジヘテロ元素化合物を用いるラジカル反応の新しい制御の可能性について主に検討を行った。それらの研究に加え、光刺激を用いる高効率的で高い重合制御を示す新しいリビングラジカル重合条件の開発や、ヘテロ元素種の反応性を活かしたリビング重合体の末端における反応の開発による、高分子化合物の超精密合成法の開発も行った。
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