研究課題/領域番号 |
18066009
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
榊 茂好 京都大学, 工学研究科, 教授 (20094013)
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研究分担者 |
永瀬 茂 分子科学研究所, 理論分子科学研究科, 教授 (30134901)
高塚 和夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70154797)
加藤 重樹 京都大学, 理学研究科, 教授 (20113425)
田中 秀樹 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (80197459)
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キーワード | 理論化学 / 電子状態理論 / 統計力学 / ダイナミクス / 分子動力学シミュレーション / 実在系 / 量子化学 / 化学反応 |
研究概要 |
総括班会議を5月に分子科学研究所で、7月および12月に京都大学で、また、3月には岡山大学で開催した。5月には公募研究代表者の参加を得たことから、計画研究代表者と公募研究代表者との共同研究の可能性を探り、いかに促進するか、を議論し、研究項目間の合同研究交流会を開催すること、また、年間計画を立てた。7月、12月は国際シンポジウムで来日した外国人研究者との研究交流を中心に、3月では1年間の成果のまとめ、問題点の洗い出しなどを中心に議論した。 公開シンポジウムは5月、3月の2回開催した。5月は新たに迎えた公募研究代表者を交え、研究計画の発表と共同研究について集中的に討論した。3月はまとめのシンポジウムであり、研究成果発表を中心に行った。いずれも熱気あふれるシンポジウムが開催できた。 国際シンポジウムは7月に京都大学において3日間に渡って開催したが、講師として多数の優れた国内外の理論化学研究者、さらに、優れた実験化学研究者の参加が得られた。また、ポスター発表も同時に行われた。これらの発表には班員およびその研究室の大学院生や若手研究スタッフが多数参加し、活発な議論が行われた。非常に良いシンポジウムが開催できたと参加者からも好評であった。 研究交流会はA02,A03研究項目が合同で、2日間に渡り、東京で開催し、A01およびA04は相互に連絡を取り合いながら、各々、交流会を5月および11月に行った。ほとんど全員の班員が参加し、通常のシンポジウムとは異なり、密接な議論と交流が行われた。 市民向けの公開シンポジウムは岡山大学で成果公開シンポジウムの前に開催した。高等学校の化学の先生、会社の技術者、などが参加してくれ、フロンテイア軌道理論や現在の理論化学の成果について興味を持ってもらえた。
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