研究課題
特定領域研究
単一磁束量子を情報担体とした理論回路はサブテラヘルツ領域でのゲート動作周波数を有し、システムレベルで100GHzを超える回路を提供する有望な回路である。これまでは、信号伝送をジョセフソン伝送線路(JTL)により行っているが、長距離の高速伝送が難しくシステム高速化のボトルネックとなっている。そこで、導波路配線中の局在電磁波を信号伝送に用いたシステム構築を目指し、信号処理プロセッサの応用として最もインテンシブな動作が要求される2次元高速フーリエ変換(FFT)処理を取り上げる。近年のマルチメディア情報の信号処理においてFFTは有用な基本アルゴリズムであり、特に認証・照合などのセキュリティ分野などの画像解析分野において高速・高精度のFFT演算は今後ますます重要な処理になるものと考えられる。また、X線回折による分子構造解析などの分析処理においては、高速・高精度のFFT演算は常に要求される需要がある。そこで我々は、SFQ回路によるFFT回路に局在電磁波信号伝送を適用し、高速な信号処理回路の構成を行う。
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