研究課題
基盤研究(S)
20世紀後半、科学において我々は一つの大きなパラダイムシフトを経験した。 それは非線形非平衡系を基盤とする動的な自然観への大きな歴史的転換である。こうして生まれた非線形非平衡科学に対して、残念ながら、当時の数学は対応できなかった。しかしながら、そこに現われる様々な現象を記述するモデルとして、反応拡散系が登場することから、この新たな科学の風が数学、とりわけ非線形解析学の分野に吹き込まれたのである。このことから、非線形非平衡科学の理論構築に向けて反応拡散系の数学理論からの接近が可能となったのである。今回の研究目的は、この研究を遂行することによって数学が自然科学の理論研究に貢献することである。
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