研究課題
基盤研究(S)
ベータバナジウムブロンズでは、温度と圧力をパラメターとして、電荷無秩序金属相、電荷秩序反強磁性相、電荷秩序スピン・ギャップ相、超伝導相など多彩な基底状態競合現象が見出された。超伝導はそのような多重基底状態競合の庭に咲いた花といえる。特に遷移金属酸化物系では初めての電荷秩序と競合する超伝導で、次元クロスオーバーや電荷揺らぎの増大を伴って出現する。一方、ホランダイトバナジウム酸化物では、バナジウム酸化物に特有のスピン1重項対形成を伴った電荷秩序型金属絶縁体転移が見出された。同じくホランダイト構造を持つクロムホランダイトではこれまた世界で初めて強磁性を維持したままの金属絶縁体転移が見出された。
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