研究課題
基盤研究(S)
本研究は隕石中の希ガスの担体Qを希ガス分析、ラマン分光、電子顕微鏡観察などを用いて同定することであった。ラマン分光は、当初有効な手段と思われたがさまざまな問題点があることもわかった。本研究からQは独立した単一の成分ではなく、単に化学処理の際に結合が破れて脱ガスされるものではないかという結論に至ったが、Qは大変微小な物質でいつも他の成分に覆われているということも否定できない。また、隕石中で最高のQ濃縮成分を分離することにも成功した。
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