研究課題
基盤研究(S)
高機能化絹を開発する技術を基盤とし、生分解性を制御した加工法を開発、細胞培養ならびにマウスによる動物移植実験での評価を経て、歯・骨の再生医療の基盤となる高機能化絹材料を開発することを目的とする。そのために、以下の内容で開発研究を進めた。(1) 各種絹の精密構造解析の結果を基盤とする、歯・骨の再生医療材料に適した新しい高機能化絹の一次構造の分子設計。(2) 遺伝子組換え法を用いた大腸菌ならびにトランスジェニックカイコによる高機能化絹の生産。(3) 歯・骨素材として用いるための高機能化絹のスポンジおよび不織布状へのプロセッシング加工。(4) スポンジ状や不織布状の高機能化絹の構造と物性ならびに生分解性の評価。(5) 骨芽細胞等を用いたIn vitroでの高機能化絹の細胞接着性、石灰化の評価と遺伝子解析。(6) マウス皮下移植によるスポンジ状ならびに不織布状絹の生体適合性と安全性評価。(7) マウス筋膜下移植による絹スポンジの異所性石灰化評価。(8) マウス歯周病モデルを用いた歯科領域骨欠損への埋植。
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