研究課題/領域番号 |
18106008
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)
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研究分担者 |
横田 裕也 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教 (30581045)
ANDREY Klokov 東北大学, 東北アジア研究センター, 教育研究支援者 (40573720)
渡邉 学 東北大学, 東北アジア研究センター, 専門研究員 (10371147)
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キーワード | 地中レーダ / 人道的地雷除去 / 対人地雷 / ALIS / GPR / クラッタ除去 |
研究概要 |
(1)現地長期実証実験文科省、外務省などとの関係をとりながら、カンボジアでの現地実地雷原データ収集・長期評価試験を継続した。カンボジア地雷除去センター(CMAC)との共同研究を実施し、実地雷原において埋設された地雷を70個以上検知・除去し、地元農民に農地を返還する実践的な地雷除去活動を行いながら、すべての検知物についてデータを記録し、操作者のデータの判断についての解析を行った。検知した物体は3000以上にのぼる。こうした実データは今後効率的な地雷検知用アルゴリズムの開発などの研究に利用していく予定である。 (2)バイスタティック小型レーダの開発光電界センサを利用した送受信アンテナを離して配置するバイスタティックレーダシステムを利用し、ボアホールレーダでのフィールド計測実験を行った。光電界センサによる3点の固定計測を行う事で高精度な伝搬時間変化検知を行い、土壌への地下水浸透のモニタリングへの応用を検討した (3)非晶質物質中の物体移動モニタリング広帯域アレイアンテナを開発し、また多チャンネル計測システムに組み込むことで、砂を圧縮して作成した試験片に油を圧入したときの物質移動をバイスタティックレーダ計測で行った。この結果、水相と油相の移動について相互作用が見られ、新しい知見を得た。 (4)GB-SAR(地表設置型SAR)GB-SARによる地滑り面の計測について、予察を行った。この結果、宮城県栗原市と長期のモニタリングにシステムを利用する計画を立案した。
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