研究課題/領域番号 |
18106016
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
疇地 宏 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 教授 (90135666)
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研究分担者 |
藤岡 慎介 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 助教 (40372635)
重森 啓介 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 准教授 (50335395)
村上 匡且 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 准教授 (80192772)
長友 英夫 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 准教授 (10283813)
中井 光男 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 准教授 (70201663)
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キーワード | 慣性核融合 / 衝撃点火方式 / 高速飛翔体加速 / 中性子シンチレーター |
研究概要 |
衝撃点火は加熱のエネルギーキャリアとして高速飛翔体を用いることにより,中心点火と同様の高い予測性を持ちながら,高速点火と同様の大幅な小規模化を行うものである.本研究の目的は,衝撃点火が可能であるか否かを判断するのに十分な物理的・工学的理解を得ることである。 昨年米国NRLにおいて実施した飛翔体加速実験の結果、高速飛翔体の1000km/s以上の加速を実現することに成功し、効率的な飛翔体加速のためのパラメータを取得することができた。上記のデータと、今年度開発計画にあった多次元流体コード計算を用いて、より効率的な飛翔体加速のための統合実験用ターゲットの再設計を行い、衝突の無い場合の100倍を超える中性子の発生を実現することに成功した。 さらに、今年度の計画にあった、密度測定のための新しい中性子シンチレーターの開発においては、従来からの課題であった応答速度の速い新材料の開発に成功し、核融合に際して同時に放射されるX線と中性子の判別が可能となっただけでなく、二次中性子に対して感度の高い新素材シンチレーターの開発に成功し光原理的には密度計測が可能となった。
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