研究課題
基盤研究(S)
身体を形成するほとんどの細胞は、細胞外マトリックスタンパクを足場にして増える。足場がないと細胞は、G1期に増殖を停止し死に至る。一方、癌細胞は、普遍的に足場が無くとも増殖できる能力を獲得していて、この獲得が、癌細胞が腫瘤形成を行い転移するためには必要であると考えられている。本研究は、これまで全く未解明であった、正常細胞の増殖制御の根幹であり癌化の根底機構である足場依存性・非依存性増殖機構の解明を目指し、ほぼその全貌の解明を終えた。その結果、これまで考えられたなかで最も効果が期待される新たな制癌の標的因子が浮かび上がった。
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J.Biol.Chem. 掲載確定(印刷中)
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