研究課題
基盤研究(S)
骨形成に必須と考えられる骨格系幹細胞の微小環境、ニッチについては、尚不明の点が多い。さらにこの幹細胞が分化して可能となる骨の形成に関わる骨芽細胞の制御においてはそのネットワークの解明は十分でなく、特に成熟骨芽細胞規定の因子に対する研究の進展が必要である。また全身性の骨の制御機構の中でこれまで示されてきたホルモンやサイトカインの制御に加え骨吸収と骨形成の双方を制御する神経系の支配の存在が申請者らの研究により示唆されているが、神経系による破骨細胞制御の骨への関与の機構はなお不明の点が多い。さらに、骨関節の再生医科学的な再構築を目指す治療の観点からは、細胞とともに骨形成促進因子などを有効かつ医療経済学的な観点からも適切に投与することを可能とする新たなデリバリーシステムの組織再生医工学的な開発が必要となっている。本研究ではこれらの点を検索する。
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Journal of Biological Chemistry (in press)
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