研究概要 |
(1) 従来。手作りで人体モデルを作成していた手術訓練システムでは患者に即した臓器のモデル化ができなかったため、患者に対応した手術計画立案や手術の模擬も含めた種々の訓練ができなかった。CT, MRI, MRA等の医用画像計測装置と計算機技術の進展により、患者の医用画像から人体モデルを復元し、患者の状態に応じた手術訓練が可能となると考えられる。 (2) 人体モデルは柔軟であるため、剛体モデルの様な立方体に基づくモデルではなく、テトラモデルを要するが、描画の負荷は非常に高い。 (3) 変形に伴う力覚計算も剛体とは全く異なり、かなりの計算時間を有するため、実時間で手術訓練を行うのは非常に困難である。 (4) 上記の問題を解決するために、変形、描画の効率的な計算方法を提案し、問題解決を目指す。
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