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次の3つの事項を中心にして、図書館情報学教育の質を高め、図書館情報専門職の社会的ステータスを上げるための理論的実践的研究を行う。
(1) 図書館情報学教育のカリキュラム開発および教育方法の研究
平成21年に文部科学省が公示予定の図書館司書の新科目表にあわせて、これを図書館情報学教育普及の重要な契機ととらえて、そのための実践的研究を行う。平成15年LIPER提言のコア領域科目について、必要な知識技能の再点検のための研究会活動を継続し、それぞれの分野における既存のカリキュラム内容の問題点を洗い出す。情報資源組織化、遠隔教育の可能性、学校図書館関係専門職などを中心に検討を進める。
(2) 図書館情報学検定試験のための準備作業
上記の実践的研究の重要な柱として図書館情報学検定試験の実施可能性を検討する。本格実施に先立ち、数年間、試行して、試験方法の検討、問題作成と検討、評価方法、募集や実施に関する評価を行う。また、本格実施するために必要な社会的条件についての研究を進める。
(3) A-LIEP2009国際会議への取り組み
日本の図書館情報学の国際的プレゼンス向上とアジア太平洋地域の諸国の研究者との相互交流を目的として、アジア太平洋図書館・情報教育国際会議(A-LIEP2009)の開催に協力する。A-LIEP は本研究の前身から生み出された国際会議でありすでにシンガポール、台北で開催されているがこれを日本で開催するための取り組みを行う。
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