研究課題/領域番号 |
18200020
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
村上 征勝 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00000216)
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研究分担者 |
八村 広三郎 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70124229)
二宮 修治 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30107718)
金 明哲 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (60275469)
杉尾 武志 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (60335205)
津村 宏臣 同志社大学, 文化情報学部, 専任講師 (40376934)
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キーワード | DSCPプロジェクト / 文化財情報 / GIS / 計測・評価・分析 / 情報システム / 有形文化財 / 無形文化財 / データサイエンス |
研究概要 |
●DSCPプロジェクトの体系化と基礎情報の集積 本年度は、本Data Science of Cultural Propertiesプロジェクトの体系化と議論の場として、2度の研究会を実施した。また、文化庁および東京文化財研究所と協力し、文化遺産情報の標準化と国際的動向に関する研究会を実施し、本DSCPプロジェクトと従来型空間情報基盤の相違について検討した。また、文化遺産国際協力コンソーシアムと協力し、文化遺産情報基盤の構築の技術に関する国際共同研究(ドイツ・アーヘン工科大学)にも参画している。次年度では、この国際研究を進展させ、文化遺産情報標準の国際化を進める。 ●中国・山西省の地域方言データベースの構築 本年度は、特に無形文化遺産である言語に関する方言調査(沈)ならびに、そのGIS化(津村)を中心に、無形文化遺産・言語分野での実地調査ならびに有形文化遺産・建造物分野での調査・データ化を実施した。言語に関しては約50種の詳細な方言データを格納し、文化伝搬と人類の行動生態との時空間関連をGIS分析モジュールを基盤にして実施した。なお、成果については2008年夏の中国での国際会議で報告予定である。 ●中近東地域文化遺産データベースの拡充 先年度より継続して、トルコ・オマーン・パキスタン・タジキスタンなどの文化遺産データベースを実装した。特に、仏教遺跡関連で、中国・敦燈石窟群までのシルクロードに渡る文化遺産の調査・データ化を実施した。この中で、DGPSとLRFを用いた簡易観測システムを開発、調査に利用した。
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