研究概要 |
次世代の画像診断に向けてミクロ形態を観察して疾患の極初期段階を診断することは極めて重要な課題である. 特に, 肺の正常形態, 極早期の疾患病態のミクロレベルでの画像化とその定量的解析の実現は, 未知分野である肺ミクロ形態・病態の画像診断学を拓き, 次世代の胸部画像診断への貢献が期待できる. 本研究では人体のミクロ形態・病態を超高精細拡大CT と高輝度な放射光CT によって画像化して定量的解析する基盤技術の研究開発を行い, 形態・病態の統計数理解析と根拠に基づく肺ミクロ画像診断の構築を目指した. 本研究で開発した基盤技術を実際の人体切除肺標本と人体肺に適用してその有用性を示した.
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