研究課題
研究分担者全員が参加し、現地の状況を把握する全体調査、及びそれぞれの専門分野に関して少人数で調査を行う個別調査を並行して実施した。■全体調査調査地域:中国内モンゴル自治区・アラシャン盟・アラシャン右旗、左旗調査概要:(1)沙漠地域で羊・山羊の牧畜業を営んでいる家庭、(2)沙漠地域で農業を営んでいる家庭、政府の禁牧政策により(3)移民村に移住した家庭、(4)牧畜業は続けていないが元の地域で生活している家庭、(5)駱駝の放牧を続けている家庭、(6)都市部に居住する家庭の6事例に関して生活様態を把握した。この成果は、奈良女子大学家政学会の学術雑誌に投稿予定である。■個別調査1.モンゴル民族の生活様態変化に関するアンケート調査内蒙古大学蒙古学学院の協力を得て、学生、父母、祖父母世代の三世代に対するアンケートを実施した。日本家政学会第60回大会及び国際人類学民族学会議第16回世界大会にて発表予定である。2.モンゴル民族の伝統的行事に関する調査内モンゴル自治区シリンゴル盟東ウジュムチン旗及び西ウジュムチン旗において、伝統的行事であるオボー祭について調査を実施した。調査の成果は国際人類学民族学会議第16回世界大会にて発表予定である。3.沙漠地域における禁牧政策と牧畜民の生活様態変化に関する調査アラシャン盟において、禁牧政策実施前後の生活様態に関するヒアリング調査を実施した。調査の成果は調査の成果は日本家政学会第60回大会及び国際人類学民族学会議第16回世界大会にて発表予定である。4.内モンゴル自治区の子どもの遊び空間、生活環境に関する調査内モンゴル自治区シリンゴル盟において、牧畜区における子どもの遊び空間や生活環境に関する調査を実施した。5.モンゴル民族の定住生活と集住空間に関する調査内モンゴル自治区シリンゴル盟において、牧畜を営むモンゴル民族のホト(集落)形成に関する調査を実施した。調査の成果は、日本家政学会第60回大会及びIFHE World Congress 2008国際家政学会(スイス・ルッェルン)にて発表予定である。
すべて 2007
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奈良女子大学家政学研究 54
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