研究分担者 |
増井 正哉 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (40190350)
中山 徹 奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 准教授 (60222171)
武藤 康弘 奈良女子大学, 文学部, 准教授 (80200244)
高村 仁知 奈良女子大学, 生活環境学部, 准教授 (70202158)
|
研究概要 |
研究代表者及び研究分担者全員が参加し,現地の状況を把握する全体調査,及びそれぞれの専門分野に関して少人数で調査を行う個別調査を並行して実施した。 ■全体調査 調査地域:中国内モンゴル自治区・フルンボイル市新巴尓虎左旗・鄂温克族自治旗 調査日程:2009年8月5日~12日 調査概要:(1)ブリヤート系モンゴル族の家庭,(2)ゲルで生活する家庭,(3)固定家屋とゲルを併設している家庭を各(2)事例ずつ,計6事例に関して衣・食・住生活及び家族関係やジェンダー等のヒアリング及び住居の実測調査を通じて生活様態を把握した。 ■個別調査 1. 小集落を形成するモンゴル族牧畜民の定着化過程に関する調査 初年度から経年調査を続けているシリンゴル盟?黄旗における小集落「ホト」に関する追調査を実施した。1つの「ホト」について,全家屋の実測調査及び住居の使い方や空間構成等についてヒアリング調査を実施した。 この調査の成果については,日本建築学会計画系論文集に投稿し,掲載された。また,日本家政学会第62回大会にて発表予定である。 2. モンゴル民族の伝統的行事に関する調査 内モンゴル自治区シリンゴル盟東ウジュムチン旗及び?黄旗において,伝統的行事であるオボー祭について調査を実施した。成果の一部は国際人類学民族学会議第16回世界大会にて発表した。 3. 禁牧政策と牧畜民の生活様態変化に関する調査 アラシャン盟及びシリンゴル盟シリンホト市において,禁牧政策実施前後の生活様態に関するヒアリング調査を実施した。調査の成果は調査の成果は第15回アジア地区家政学会議及び国際人類学民族学会議第16回世界大会にて発表した。
|