研究概要 |
本研究では, ユビキタス技術を用いた複数の協調学習支援システムを構築し, それらのシステムを有効に活用した『創造的人材の育成』を可能にするような科学教育プログラムの開発・評価をするとともに, その成果を受けて, 新しい科学教育のあり方を提案することを目的としている。 具体的には, 創造的人材に求められる資質能力領域として, 「科学的議論・論述能力」「科学概念統合能力」「科学的観察・情報活用能力」「科学的推論・問題解決能力」の4領域を設定し, それぞれの領域に対応させて, 従来から高い評価を得ている4つのITシステム(Knowledge Forum, 再構成型コンセプトマップ, clippicKids, CarettaKids)や新規開発のデジタル運勢ライン等を活用した新しいタイプの授業を実験校(神戸大学発達科学部附属住吉小・中学校)に導入し, 具体的な実証実験を行う。また, その成果に基づいて, 新しい科学教育プログラムの目的・目標, 内容, 方法, 評価のあり方を提案し, さらに, それらの一部を教師教育プログラムとして利用できる形にまとめる。
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