研究課題
本研究の主目的である著作権を尊重権合意したシステムを開発し、その名称をEeCARD(Educational and electronic Copyright Agreement for Reuse and Derivative、教育用電子著作物の再利用改変合意システム)と名付けた。このシステムは、国際標準のLOM(Learning Object Metadata)を登録機能と、著作権合意形成支援機能、登録者と利用者の認証システムとの連携機能、過去の改変履歴を自動的にLOMに書き出す機能を有している。また、そのシステムを運用するために基本構成のサーバを立ち上げて、運用を開始した。このEeCARDの画面にで、教育用コンテンツを表示して「改変の履歴」ボタンをクリックすると、オリジナルの作者から最後の改変者までの権利者情報が一覧表示される。従って、改変された教育用コンテンツがどのように変更されてきて、オリジナルはどのようであったか、などを確認することができる。また、提供されているコンテンツを有料とすることができ、価格は著作者が設定できるようになっている。また、改変して再登録する場合の利用料金も改変著作者が設定できる。また、無料の著作物の共有化に関する著作権合意に関してスタンラォード大学の教授が提唱しているCreative Commonsについて、詳細に調査を行い、本研究で開発したEeCARbの特徴を整理し、今後の展開を検討した。
すべて 2007 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
日本教育工学会論文誌 Vol.31,No.3
ページ: 259-269
ページ: 393-401
メディア教育研究 Vol.31,No.3
ページ: 1-8
http://eecard.nime.ac.jp/