研究課題
基盤研究(A)
インドネシアのジャワ島からは原人あるいはそれに類する人骨が多数出土し、特にサンギラン地域はその中心的産地であるが、当地域の化石には年代の明瞭でない資料が多いという問題が付随している。本研究の目的は、サンギラン遺跡および関連の高いジャワ島の他の人類遺跡に関する年代学的研究を実施し、サンギランの古人類の評価にかかる年代学的検証を行うことである。具体的には、現地での地質層序学的調査と試料採取を基に、堆積物の高精度放射年代測定と高精度古地磁気層序対比を行う。また、動物相の変遷と絡めた地質学的検討を進めるとともに、主なサンギラン人骨の年代学的位置づけを行い、「世界文化遺産サンギラン遺跡」の新しい編年モデルを構築するものである。
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