研究分担者 |
山本 政儀 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (10121295)
河合 崇欣 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50109906)
箕浦 幸治 東北大学, 理学系研究科, 教授 (10133852)
酒井 英男 富山大学, 理学部, 教授 (30134993)
高原 光 京都府立大学, 農学研究科, 教授 (30216775)
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研究概要 |
ユーラシア東部バイカル湖流域にあるフブスグル湖(モンゴル)は湖面標高が高いために日射量変動の影響をバイカル湖よりもより鋭敏に受けてきた。従って,氷期・問氷期の推移に関する日射量の影響等の詳細な情報がフブスグル湖の試料には含まれている可能性が高い。本研究ではモンゴル・ロシア・韓国との四力国共同プロジェクトとして,このフブスグル湖湖心部で200-300mのコアの採取を行い,過去数百万年の環境変動を明らかにする。また、これまでに採取されたフブスグル湖の詳細な分析・解析,バイカル湖や日本(琵琶湖・余呉湖)で得られた資料の系統的な整理・分析・解析を行う。そしてこれらの結果から現行の地球環境システム(氷期・間氷期体制)や10万年周期体制の確立の契機・要因や氷期・問氷期の推移に関する日射量の影響,とりわけ地球温暖化問題に関連して議論が白熱している現在の間氷期の長期化(超間氷期)の当否を40万年前の超間氷期と比較して問題点を明らかにすることを主たる目的としている。平成19年度は以下のことを行った。1.フブスグル湖試料およびバイカル湖試料の分析に関する総合的な検討会を開催(5月,名古屋大学)。2.フブスグル湖試掘試料HDP06の分析(日本・モンゴル・ロシア・韓国)3.「ユーラシア東部の長周期環境変動に関する国際ワークショップ」開催およびフブスグル掘削プロジェクト参加国(日本・モンゴル・ロシア・韓国)で次期採取地点の検討(8月,ロシア・イルクーツク)4.ダラバド湖試掘試料の分取と分析(ウランバートル:ロシア・モンゴル・日本)(12月-2月)5.フブスグル湖試掘試料HD)P08掘削(2-3月)
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