研究課題
平成18年度はそれぞれの研究者の専門分野での理論研究や応用研究を中心に行った。研究集会を4回開催し、互いの研究や情報の交換を行うとともに他の研究者や実務家からの発表を通じた情報収集を行った。また、国際会議での成果発表や海外研究者との相互交流を通じて、最新の研究動向の把握も行った。平成18年度には6名の海外研究者を招へいし、共同研究の遂行、次年度以降の共同研究に向けた研究計画の立案、研究成果の情報収集などを積極的に行った。2月には本年度の研究成果を発表するための国際シンポジウムを大阪大学で開催した。研究代表者・分担者らによる成果発表に加えて、招へいした海外研究者らによる講演や公募による一般講演など全部で20件の講演があり、活発な意見交換がなされた。共同研究に発展するなどの世界的な人的ネットワークの拡大をすることができた。DEAの理論に関する研究では、スラック基準型評価尺度に関するものが多く取り上げられ、ノイズなどの不確実性に対する頑健性、比率尺度との融合による総合的評価尺度、比率尺度におけるスラックなどの性質を明らかにした。また、主成分分析や正準相関との関連や、ラッセル尺度に対する2段解法も示した。応用研究では、銀行、鉄道交通、電力、通信、産業構造、スポーツ等の幅広い対象を取り上げた研究を行った。その中では、ネットワーク型DEAによる垂直構造を持ったシステムの効率性評価、外部要因を取り入れた評価モデルなどの新たなモデルや手法を提案した。鉄道会社の効率性評価やサッカー選手の成績評価といった事例研究も行った。
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Proceedings of DEA Symposium 2007
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