研究分担者 |
市川 光雄 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 名誉教授 (50115789)
荒木 茂 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (00158734)
山越 言 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (00314253)
分藤 大翼 信州大学, 全学教育機構, 准教授 (70397579)
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研究概要 |
本年度は,研究計画の最終年度であり,最終的な調査活動をおこなうとともに,調査結果をまとめるための研究会を開催し,論文集を刊行した。 調査は,研究代表者の木村と,研究協力者の坂梨がコンゴ民主共和国に赴き,現地の生態環境,社会環境に関する情報を収集した。また研究分担者の分藤はカメルーンにおいて,バカ・ピグミーの音声文化に関する調査をおこなった。研究成果のまとめのための研究会を京都市および東京都八王子市で開催し,また若手研究者をアメリカ・アルバカーキに派遣してアメリカの同世代の研究者と討論をおこなった。科学研究費の研究成果公開促進費を得て,本計画の総まとめとして論文集の刊行に力を注いだ。3月に,2冊合わせて800ページとなる「森棲みの生態史-アフリカ熱帯林の人・自然・歴史I」「森棲みの社会誌-アフリカ熱帯林の人・自然・歴史II」を京都大学学術出版会から刊行することができた。 研究代表者の木村が,2010年1月に網膜剥離で入院し,カメルーンの調査に行けなくなったため,調査旅費を繰り越し,カメルーン調査は2010年9月におこなうこととなった。その帰途にフランス・モンペリエでおこなわれたInternational Conference on Congo Basin Hunter-Gatherersに出席し,成果発表,情報交換を行った。
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