研究分担者 |
市川 光雄 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 名誉教授 (50115789)
荒木 茂 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (00158734)
寺嶋 秀明 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (10135098)
北西 功一 山口大学, 教育学部, 准教授 (80304468)
小松 かおり 静岡大学, 人文学部, 教授 (30334949)
山越 言 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (00314253)
分藤 大翼 信州大学, 全学教育機構, 准教授 (70397579)
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研究概要 |
本研究の目的は,人類が熱帯林の中に棲まうことの多様性と意味を,情報的,社会的環境をも視野に入れた広義の生態学視点に立って明らかにしていくことである。これまで京都大学を中心とする日本の研究者が長期にわたって調査をおこなってきたカメルーン東南部の熱帯林を中心に,「生態環境」「情報環境」「社会環境」の3つの軸に沿って研究を遂行した。この地域にはピグミー系狩猟採集民と,バントゥー系農耕民が居住しているが,両者の熱帯林環境での「棲まい方」は「共存」か「改変・開拓」かという形でおおきく異なっていた。本研究で得られた知見は,21世紀に人類が地球上で「棲まう」やり方について重要なヒントを与えるものだと考える。具体的な知見は,研究終了時に刊行した「森棲みの生態誌」「森棲みの社会誌」の2冊の論文集にまとめた。
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