研究課題/領域番号 |
18202002
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
岩崎 稔 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10201948)
|
研究分担者 |
藤田 進 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30014525)
金井 光太朗 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40143523)
今井 昭夫 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (20203284)
工藤 光一 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80255950)
篠原 琢 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20251564)
|
キーワード | 想起 / 記憶 / 戦争 / 文化 / 思想 / 追悼 |
研究概要 |
平成18年度は「想起の文化」に関する課題を整理し、四年間の研究に対する展望を得るために、定例・公開研究会・シンポジウムを多数開催し、文献収集等のために海外調査を行った。 1.7月14日W.ホイヤー(ベルリン自由大)招聘、想起の文化に関する報告・討議。その成果は東京外国語大学海外事情研究所所誌『クアドランテ』No.9(2007年3月刊)に掲載。 2.7月2日ティーチ・イン沖縄と共にワークショップ開催、仲里効・山城千佳子を沖縄から招聘、沖縄をめぐる戦争の記憶と想起の文化を検討・討議。 3.10月14日「『昭和史』、論争と<想起の文化>」研究会開催、花森重行、戦後の「自画像」と戦後想起に関する報告・討議。 4.10月29日於コロンビア大・日本学学部と共にワークショップ開催、岩崎「歴史修正主義と記憶、佐藤泉「想起の装置としての戦後文学」報告。戦争の記憶と文化的装置をめぐる討議。 5.ヤミナ・ベンギギ監督の映画を素材とする研究活動。10月6・12月9日予備研究会、10〜12月未邦語訳映画『移民の記憶』を翻訳。これらの記録は上記『クアドランテ』No.9に掲載。平成19年1月27日公開映画上映(字幕付)及びシンポジウム「<移動と記憶>-ヤミナ・ベンギギ『移民の記憶』をめぐって」開催。菊池恵介、森千香子、西山雄二、宋連玉、報告・議論。 6.2月17日「死者を悼むことと想起の文化」開催、岩田重則「多重祭祀のなかの靖国神社」金杭「靖国と北朝鮮」早尾貴紀「超越なき追悼」報告、水野博子コメント。この記録は、上記『クアドランテ』掲載。 7.2月24日岩崎・丸川哲司、於ドイツ・ライプツィヒ大、戦後日本の想起の文化を報告、S.リヒター教授らドイツ側研究者と次年度以降の研究打合せ。 8.3月4〜8日、岩崎、篠原、今井、宮本隆史、平山陽洋、神田真紀子、戸邉秀明、次年度以降の研究向けベトナム訪問、ベトナム戦争の戦没者慰霊施設、戦争博物館調査。
|