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2009 年度 実績報告書

観世文庫所蔵能楽関係資料のデジタル画像化と解題目録作成に向けた総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18202006
研究機関東京大学

研究代表者

松岡 心平  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70173812)

研究分担者 天野 文雄  大阪大学, 文学研究科, 教授 (90201293)
小川 剛生  慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (30295117)
落合 博志  国文学研究資料館, 文学資源研究系, 准教授 (50224259)
橋本 朝生  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (30091838)
横山 太郎  跡見学園女子大学, 文学部, 准教授 (90345075)
キーワード日本文学 / データベース
研究概要

(1)資料撮影:観世文庫所蔵能楽関係資料のうち、貴重書や軸物など、前年度までに撮影できなかった資料を撮影した。
(2)書誌調査と解題作成:解題目録作成上の凡例や問題点を研究会議で相談し、昨年度に引き続き、撮影したデジタル画像に基づき資料解題を作成した。研究分担者は、大学院生を中心とした10人程度の研究協力者とともにデジタル画像によって文献を解読し、目録の基礎稿を作成した。その上で、原本に直接あたって調査することにより目録の基礎稿を修正し、その結果を文献データベースに統合した。
(3)展覧会の開催:東京大学総合文化研究科・教養学部駒場博物館で「観世家のアーカイブ-世阿弥直筆本と能楽テクストの世界」展を2009年10月10日から11月29日まで開催した。世阿弥自筆伝書をはじめ、歴代観世大夫の事績や観世家のアーカイブの歴史を物語る資料を展示して、解説を加え、4年間の研究成果を公開した。
(4)文献画像データベースの構築と公開:撮影した資料画像データと、書誌調査・研究によって得られた解題を含む書誌データを統合し、ウェブサイト上で観世文庫所蔵能楽資料の検索・閲覧を可能にする文献画像データベース「観世アーカイブ」を2009年10月から公開した。個人情報保護等の観点から画像公開を見合わせた資料も一部あるが、その重要性が知られながらも限定的にしか公開されてこなかった観世文庫の膨大な文献資料の大半が、世界中のどこからでも閲覧可能になった。
(5)目録の作成:書誌調査と研究に基づくデータベースをもとに、観世文庫所蔵能楽関係資料目録(冊子体)を作成した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 観世文庫の文書10「観世元章筆『楽器考証』」2010

    • 著者名/発表者名
      高桑いづみ
    • 雑誌名

      観世 77-1

      ページ: 1-1

  • [雑誌論文] 観世文庫の文書8「観世宗節筆『却来華』抜書」2009

    • 著者名/発表者名
      松岡心平
    • 雑誌名

      観世 76-11

      ページ: 1-1

  • [雑誌論文] 観世文庫の文書6「茂山忠三郎良豊筆「居杭」居杭抜書」2009

    • 著者名/発表者名
      橋本朝生
    • 雑誌名

      観世 76-9

      ページ: 1-1

  • [学会発表] 世阿弥を世界にひらく2009

    • 著者名/発表者名
      松岡心平・小林康夫
    • 学会等名
      能楽学会
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス
    • 年月日
      2009-11-16
  • [備考] 観世アーカイブ

    • URL

      http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/kanzegazo/index.html

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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