研究課題
本年度の当初に立てた研究計画をさらに具体的に成果をもたらすように明確化し、以下のような項目のもとに着実に進展した。(1)日本文学翻訳研究書総覧(事典)の作成日本文学作品研究について、共同研究を進めることによって、英文による翻訳リスト(約800点)を作成し、関連資料の購入も進めた。今年度以降は、このリストを増補整理するとともに、具体的に書目の執筆を分担し、翻訳事典の作成に向かって原稿を蓄積していく。なお、翻訳に関する海外の情報については、国際交流基金とも連携を図っている。(2)海外における日本文学研究調査及び文化交流史海外における日本文学研究の実態調査として、サンクトペテルブルグ大学、北京外国語大学等において学生のアンケート調査をして集計するとともに、「日本文学の先駆者たち」のテーマのもとでドナルド・キーン、ロイヤル・タイラー、除一平、タチアーナ氏他との対談を実施し、今後の海外における日本文学研究のありようをまとめた。また、100年前に日本を訪れて日記を残したゴードン・スミスの作品について、内容の調査等を進め、その成果は論文としてもまとめた。(3)共同研究と情報発信共同研究のメンバーが研究会(3回)をして内容の討議、研究発表をし、人間文化研究機構主催の「国際的相関研究のありかとゆくえ」(2007年3月、グランキューブ大阪)ではその成果の一部の研究発表をした。また、研究成果をまとめた「日本文学研究ジャーナル」の研究誌を創刊した。
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日本文学研究ジャーナル 1
ページ: 8-30
ページ: 68-79
ページ: 164-197
ページ: 106-109
ページ: 126-147
ページ: 212-220
ページ: 80-105
ページ: 198-203