研究分担者 |
伊東 祐郎 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (50242227)
中村 洋一 常磐大学, 国際学部, 准教授 (70326809)
菊地 賢一 東邦大学, 理学部, 准教授 (50270426)
中園 博美 島根大学, 外国語教育センター, 准教授 (40314611)
赤木 彌生 山口大学, 大学教育機構留学生センター, 講師 (30346580)
本田 明子 立命館アジア太平洋大学, 言語インスティテュート, 准教授 (80331130)
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研究概要 |
1.J-CATシステムをWEB上で安定的に動作させるためのサーバー・インターネット環境の検証を行った。これにより国内外での動作環境を確認した。 2.上記WEB版に加え,LANで使用するためのシステムの開発に着手した。LANバージョンではサーバーまでのインターネット環境に影響されずに使用できる。 3.J-CATminiのシステムの開発に着手した。これはスタンドアローンで動作するものであり,インターネットやLANの環境を必要としない,階層的テストレット方式であり,個人使用を対象とする。 1〜3の各システムの提供により,使用者の目的・環境に応じて柔軟に使い分けることを可能にしようとしている。 4.プレテストの新しい版を作成し,実施,データの回収を行った。 5.能力推定方法をシミュレーションで比較・検討した。その結果,ベイズEAP方式を採用することとした。 6.項目選択方法をシミュレーションで比較・検討した。その結果,Owenの方法で識別力を1に固定した方法と,能力推定値と項目困難度の差の絶対値を最小にする方法が,Item Exposureの観点から有利であることおよびこの両者の方法にほとんど差がないことが明らかになった。 7.等化方法を比較・検討した。 8.これまでのJ-CATのプレースメントテスト等での使用実績を3大学のケーススタディとして分析・検証した。その結果,J-CATの能力判定が予想通り機能していることが確認された。
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