研究課題/領域番号 |
18202015
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 史子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (10187669)
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研究分担者 |
井上 聡 東京大学, 史料編纂所, 助手 (20302656)
小野寺 淳 茨城大学, 教育学部, 教授 (90204263)
近藤 成一 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90153717)
杉森 玲子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (30262140)
高島 晶彦 東京大学, 史料編纂所, 技術所職員 (10422437)
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キーワード | 地図 / 史料学 / 目録学 / 日本史 / 認知的人工物 |
研究概要 |
共同研究一年目にあたって、1本研究の基礎となる原本調査の基礎固めと方法的検討を行い、2データ集積の基盤となる所在アンケート集計環境の整備ならびにデータ拡充、3地図研究を行った。 1原本調査 徳島大学・土佐山内家宝物資料館・高知市民図書館絵図調査を、国絵図研究会・現地の研究者と合同して行った(2006年9月17〜21日)。本調査では事前打ち合わせ(8月7日)、事後報告会(12月17日)を開催して、調査報告書『徳島・高知調査中間報告書』をまとめた。ここでは、これまでなされたことなかった近世絵図の材質観察、巨大絵図の共同調査のありかたを実地において検討した。2007年度に予定している岡山大学所蔵国絵図の下調査(2007年1月17・18日)、また、国絵図研究会名古屋大会に参加し徳川美術館・名古屋市蓬左文庫の絵図調査(3月8・9日)を行った。 地図研究への科学的調査の導入を、東京文化財研究所とともに検討し、東京大学史料編纂所所蔵図調査、研究会「絵図資料の科学的調査にむけて」(2007年2月28日、於東京文化財研究所)を行った。 2データ集積 全国の地図収蔵館に実施したアンケート結果を集約した「古地図・絵図所在アンケートデータベース」の史料編纂所内試験公開を開始した。データベース全体構造の検討、絵図図録データ入力(3254件)・序跋データ入力(192件)・国立公文書館絵図目録入力(1520件)・オランダ国内所蔵日本関係コレクション目録入力(381件)・国絵図データ整備(1472件)・史料編纂所刊行絵図データ整備(645件)・自治体史絵図地図編一覧作成及びコピー、絵図目録コピーを行った。また地図所在情報交換会を行った(7月23日、東京大学山上会館)。 3地図研究 公開研究集会歴史のなかの地図・空間表現I測量」を東京大学史料編纂所画像資料解析センターと共催で行い(7月24日、東京大学山上会館)、地図作成の根幹となる測量技術・測量器具について検討した。
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