研究課題/領域番号 |
18202015
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 史子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10187669)
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研究分担者 |
小野寺 淳 茨城大学, 教育学部, 教授 (90204263)
上杉 和央 京都府立大学, 文学部, 講師 (70379030)
礒永 和貴 東亜大学, 人間科学部, 准教授 (10201922)
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キーワード | 地図 / 史料学 / 目録学 / 日本史 / 認知的人工物 / 絵図 / 内務省 |
研究概要 |
1)本科研の課題のひとつであった、地図データの公開・蓄積については、東京大学史料編纂所ホームペー(下記)より、「古地図・絵図所在情報アンケートデータベース」公開を開始した。 http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/collaboration/fruits.html。また、東京大学・茨城大学・京都府立大学において、刊行物収載の地図情報・地図関係論文情報のデータ3338件を入力した。 2)本科研の基盤をなす絵図原本調査については、2008年9月9日・10日(調査メンバーのべ32人)、2009年1月14日15日(調査メンバーのべ34人)諸分野の専門家による大規模調査団を組織して、国立公文書館幕府献上図についての基礎データを収集した。 3)(1)公開研究集会開催「近世社会と地図作成」(2008年7月11、東京大学山上会館、小関悠一郎氏「絵図の伝来と史料群-元禄国絵図関連史料について-」、渡辺理絵氏「描写内容からみる城下町絵図の特徴と今後の研究の可能性」、杉森玲子氏「京都・六条寺内の成立と絵図」、(2)シンポジウム「歴史の中の地図III 近代国家形成と地図作成-比較史的視点から」(2008年7月12日、於東京大学山上会館、島津俊之氏「内務省地理局の地図作製と国土掌握-近代日本における官庁地理学(Official Geography)の一実践-」、ディスカサント山田俊弘氏、飯島明子氏「『地図がつくったタイ』とタイ史の見方」、ディスカサント:吉江貴文氏)を開催し、諸分野の研究者と絵図についての意見交換を行った。 4)以上の文理融合・諸分野共同の研究成果をふまえ、『歴史学研究』841号・842号特集「世界のなかの近世絵図(1)(2)」(2008年6月・7月号)に、本共同研究メンバー論文10本を公開した。
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