研究課題/領域番号 |
18202019
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
吉田 裕 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (20166979)
|
研究分担者 |
糟谷 憲一 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (80143345)
池 享 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20134885)
森 武麿 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20095756)
渡辺 治 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (70013026)
李 成市 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30242374)
|
キーワード | 日本史 / 朝鮮史 / 歴史認識 / 日朝関係史 / 日韓歴史共同研究 / 国際情報交換 |
研究概要 |
1.5つの研究項目班それぞれが、班の計画に応じて韓国及び日本で現地踏査や史料調査・収集を行った。 2.分担者及び研究協力者が集う会議を6回開催するとともに、日本側共同研究会を5回開催し、討論を行った。報告者とタイトルはつぎのごとくである。山口公一「植民地朝鮮における「国家祭祀」整備過程」、一瀬千恵子「『朝鮮軍記』研究の現状と課題」、野木香里「朝鮮民事令中「親族」規定に関する一考察」、蓑輪明子「日本における1920年代の家族制度改革論」、渡辺治「グローバル大国化と憲法改正」。 3.本年度の共同研究の総括と、韓国の日本史・朝鮮史研究者(ソウル大学校を中心とする研究者)との研究交流のために、2007年1月12日から14日までの3日間、一橋大学佐野書院を主会場として日韓歴史共同研究プロジェクト第9回シンポジウムを開催した。第3回シンポジウム以来、日韓両国における歴史研究の現状と課題に関して相互に認識を深めるため、日本史、朝鮮史、日朝関係史上の重要な論点を逐次取り上げて、率直に議論をおこなっていくことを課題として、シンポジウムは実施されてきており、今回も、この方針にそって準備と当日の報告・討論が行われた。第9回シンポジウムにおいては、日本側2本、韓国側2本の報告を用意した。日本側は、共同研究会の議論を基にして渡辺治(「グローバル大国化と憲法改正」)・山口公一(「植民地朝鮮における「国家祭祀」整備過程-「武断政治」期(1910-1919)-」)が報告した。韓国側は、李賢惠氏が「古代韓中日間の青銅器原料交易」、都珍淳氏が「世紀の忘却を越えて:日露戦争100周年記念行事と記念物を中心に」という報告を行い、熱心に討論した。
|