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2008 年度 実績報告書

遺跡出土の建築部材に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18202026
研究機関独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所

研究代表者

島田 敏男  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 遺構研究室長 (60187432)

研究分担者 黒坂 貴裕  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 研究員 (70419901)
キーワード遺跡 / 建築部材 / 木材 / 石 / 埋没家屋 / 柱根 / 事例集 / 調査マニュアル
研究概要

1.出土部材データベースの作成既刊の全国の発掘調査報告書を悉皆的に通読し、出土部材に関する報告をデータ化した。建築部材以外でも、柱根・大型木材も拾い出し、木工技術の参考事例とした。昨年度までに、奈良・京都・大阪がほぼ完成し、今年度は北海道から静岡までほぼ完成した。次年度も作業を継続し、全国データベースを完成させる予定である。
2.調査手法の検討観察手法の検討と、新たな実測・観察手法を検討した。
3.事例集の作成準備調査手法の検討にもとづき、出土部材の典型事例を検討した。
4.全国出土建築部材の調査本年度は、奈良県内のものとして、飛鳥地域および藤原京・宮出土の建築部材を中心に実測および観察をおこなったまた、平城宮・京出土の柱根について、その出土位置、形状の検討をおこなった。また、県外のものとしては、徳島県観音寺遺跡および鹿児島県中津野遺跡の出土建築部材の調査をおこなった。また、次年度以降の調査対象として想定している静岡県山木遺跡の部材調査について協議をおこなった。
5.海外事例調査として、韓国山城から出土している、木槨墓の調査をおこなった。また、掘立柱建物技術の事例調査として、中国雲南の民家の建築技法の調査をおこなった。
6.研究会の開催調査手法の検討および、典型事例の検討にもとづき、マニュアル的な事例集の原案を作成し、全国の発掘技術者・建築史研究者による研究会を開催し、調査マニュアルの作成方針について協議した。なお、前年度のおこなったシンポジウムの記録は、『「出土建築部材の調査方法と視点」の記録』として印刷し、配布した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 胡桃館遺跡埋没建物の部材にみる建築技法2008

    • 著者名/発表者名
      箱崎和久
    • 雑誌名

      奈良文化財研究所紀要2008 12-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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