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2006 年度 実績報告書

日本におけるエスニック地理学の構築のための理論的および実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18202027
研究機関筑波大学

研究代表者

山下 清海  筑波大学, 大学院生命環境科学研究科, 教授 (00166662)

研究分担者 飯田 耕二郎  大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (50278579)
杉浦 直  岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (50004495)
千葉 立也  都留文科大学, 文学部, 教授 (40163737)
矢ケ崎 典隆  東京学芸大学, 教育大学, 教授 (30166475)
加賀美 雅弘  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60185709)
キーワードエスニック地理学 / エスニック集団 / エスニシティ / エスニックタウン / 文化地理学 / 民族 / 人種 / 移民
研究概要

本研究では,日本におけるエスニック地理学の構築を目指して,エスニック集団に関する理論的研究および実証的研究をおこなうことを目的にしている。
研究計画初年度の平成18年度は,まず研究打合せ会を開催し,研究メンバー各自のこれまでの研究成果と今後の研究計画について発表し,意見・情報の交換をおこなった。
平成18年度は,エスニック地理学に関する内外の文献の収集に努めるとともに,各人の研究対象地域の割り当てに応じて,ブラジル,アメリカ,カナダ,オーストリア,オランダ,スペイン,および日本各地において予備的な現地調査を実施した。その結果,多数の関連資料を収集するとともに,各地におけるエスニック社会の歴史や現状について把握することができた。
平成19年3月には,日本地理学会春季学術大会(東洋大学)において,本研究メンバーが中心となって,「『エスニシティの地理学』の課題と方法」と題するシンポジウムを開催した。このシンポジウムは,多数の参加者を得て,エスニック地理学の成果と今後の課題について,多くの成果を得ることができた。
今後は,エスニック地理学の理論面のさらなる深化に努めるとともに,内外において,エスニック社会の現地調査を重ねて,それらの成果の一般化,モデル化を図り,さらに世界のエスニック社会の類型化,体系化に努めていくことが,本研究の重要な課題である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 第二次世界大戦後における東京在留中国人の人口変化2007

    • 著者名/発表者名
      山下清海
    • 雑誌名

      人文地理学研究 31

      ページ: 97-113

  • [雑誌論文] 境界地域における地域の制度化とバスク語話者-エリオシャ・アラバラ郡の事例-2007

    • 著者名/発表者名
      石井久生
    • 雑誌名

      共立国際文化 24

      ページ: 31-56

  • [雑誌論文] アメリカ合衆国の地域性と地域区分2006

    • 著者名/発表者名
      矢ケ崎典隆
    • 雑誌名

      新地理 54・3:

      ページ: 15-32

  • [雑誌論文] グローバル化にともなうインド農村の変容-バンガロール近郊農村の脱領域化と再領域化-2006

    • 著者名/発表者名
      澤 宗則, 南埜 猛
    • 雑誌名

      人文地理 58・2

      ページ: 1-20

  • [雑誌論文] 中央ヨーロッパとEU拡大-地域統合が直面する問題とは2006

    • 著者名/発表者名
      加賀美雅弘
    • 雑誌名

      地理月報<二宮書店> 2

      ページ: 6-8

  • [雑誌論文] シアトルにおける日系教会の変化・動向と移民社会2006

    • 著者名/発表者名
      杉浦 直
    • 雑誌名

      アルテス・リベラレス(岩手大学人文社会科学部紀要) 78

      ページ: 73-88

  • [図書] 『アメリカ・カナダ』(世界地理講座13)2006

    • 著者名/発表者名
      小塩和人, 岸上伸啓編, 山下清海
    • 総ページ数
      418
    • 出版者
      朝倉書店

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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