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2008 年度 実績報告書

日本におけるエスニック地理学の構築のための理論的および実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18202027
研究機関筑波大学

研究代表者

山下 清海  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (00166662)

研究分担者 飯田 耕二郎  大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (50278579)
杉浦 直  岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (50004495)
千葉 立也  都留文科大学, 文学部, 教授 (40163737)
矢ケ崎 典隆  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30166475)
加賀美 雅弘  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60185709)
キーワードエスニック地理学 / エスニック集団 / エスニシティ / エスニックタウン / 文化地理学 / 民族 / 人種 / 移民
研究概要

本研究では,日本におけるエスニック地理学の構築を目指して,エスニック集団に関する理論的研究および実証的研究をおこなうことを目的としている。このため,内外の先行研究を広範に検討しながら,エスニック地理学の理論的研究を進めるとともに,目本および海外のエスニック社会を対象にインテンシブなフィールドワークを実施してきた。
本年度においても各メンバーは,海外および国内において,各地のエスニック社会に関する現地調査を実施し,関連資料を収集するとともに,エスニック地理学の実証的研究の成果を学会で発表するとともに,一部は論文・図書として公刊した。山下はアメリカ・インド・国内の華人社会について調査した。日系人に関しては,飯田がブラジルにおいて,椿がカナダにおいて実証的な研究を行った。エスニック地理学の理論的考察については,杉浦が成果をまとめた。千葉は,アイヌ社会に関する考察を実施した。一方,ヨーロッパについては,加賀美がロマ人について,石井力§スペインのバスク地方について,大島がオランダのムスリムについて,それぞれ現地調査を続けた。澤はインドおよび日本国内において,インド人社会に関する実証的および理論的な考察を深めた。
各メンバーの研究成果は,平成21年1月に研究集会を開催して,相互に意見・情報交換を行った。研究成果は順調に蓄積されつつあり,次年度の最終年度に向けて,まとめの段階に入る準備が整ったといえる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] エスニシティ生成の地理的諸類型とエスニック地理学の主題2008

    • 著者名/発表者名
      杉浦直
    • 雑誌名

      地理科学 64

      ページ: 260-272

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 南北アメリカ研究と文化地理学-3っの経済文化地域の設定と地域変化に関する試論2008

    • 著者名/発表者名
      矢ケ崎典隆
    • 雑誌名

      地理空間 1

      ページ: 1-31

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ブラジルへの戦後花嫁移住一日本力行会「南十字会」を事例として2008

    • 著者名/発表者名
      飯田耕二郎
    • 雑誌名

      大阪商業大学論集 150

      ページ: 101-113

  • [学会発表] ブダペストにおけるエスニックタウンの景観の動向-ユダヤ人地区とロマ人地区の事例2008

    • 著者名/発表者名
      加賀美雅弘
    • 学会等名
      目本地理教育学会大会
    • 発表場所
      三重大学
    • 年月日
      2008-07-21
  • [図書] ニスニック・ワールド-世界と日本のエスニック社会2008

    • 著者名/発表者名
      山下清海編
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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