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2009 年度 実績報告書

日本におけるエスニック地理学の構築のための理論的および実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18202027
研究機関筑波大学

研究代表者

山下 清海  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (00166662)

研究分担者 飯田 耕二郎  大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (50278579)
杉浦 直  岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (50004495)
千葉 立也  都留文科大学, 文学部, 教授 (40163737)
矢ケ崎 典隆  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30166475)
加賀美 雅弘  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60185709)
キーワードエスニック地理学 / エスニック集団 / エスニシティ / エスニックタウン / 文化地理学 / 民族 / 人種 / 移民
研究概要

本研究では,日本におけるエスニック地理学の構築を目指して,エスニック集団に関する理論的研究および実証的研究を行うことを目的とした。このため,国内外の先行研究を広範に検討しながら,エスニック地理学の理論的研究を進めるとともに,日本および海外のエスニック社会を対象にインテンシブなフィールドワークを実施してきた。
最終年度である本年度においては,各メンバーが海外および国内において,各地のエスニック社会に関する締めくくりの現地調査を実施した。また,各メンバーが論文や図書としてこれまでの研究成果を公刊するとともに,学会発表も行った。例えば山下は,ロシア・ミャンマー・東京池袋の華人社会について調査し,インドのチャイナタウンに関する論文を執筆した。飯田は,ブラジル・ハワイの日系人社会に関する調査および論文執筆を行った。杉浦は,アメリカにおける調査を行い,サンフランシスコのジャパンタウンに関する研究成果を論文にまとめた。矢ケ崎は日本の国際結婚問題について論文を発表した。加賀美は,ヨーロッパのエスニック社会に関する研究成果を取り入れた図書を刊行した。澤は,インドおよび在日インド人社会に関する研究成果を論文や図書を刊行した。石井・大島は,スペイン・オランダの調査成果を論文にまとめた。その他,研究の成果は,今後,論文・図書などの形で公刊する予定である。
各メンバーにはすでに研究成果の報告書を研究代表者に提出してもらっており,それらを集大成して1冊の本として刊行する準備を進めている。

  • 研究成果

    (21件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 書籍の出版動向からみた現代日本の国際結婚2010

    • 著者名/発表者名
      矢ケ崎典隆
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要人文社会科学系II 61

      ページ: 79-101

  • [雑誌論文] モータリゼーション以前のロサンゼルスの市街地-20世紀初頭の旅行ガイドブックを用いた把握2010

    • 著者名/発表者名
      加賀美雅弘
    • 雑誌名

      東京学芸大学人文社会科学系II 61

      ページ: 47-59

  • [雑誌論文] グローバル経済下のインドにおける空間の再編成-脱領域化と再領域化に着目して2010

    • 著者名/発表者名
      澤宗則
    • 雑誌名

      人文地理 62(2)(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] バスク語地名の復活にみるボーダーランドの多義性とローカル・イニシアティブ.2010

    • 著者名/発表者名
      石井久生
    • 雑誌名

      共立国際研究 27

      ページ: 1-25

  • [雑誌論文]2010

    • 著者名/発表者名
      経済地理学会編
    • 雑誌名

      経済地理学の成果と課題 第VII集(日本経済評論社)

      ページ: 199-205

  • [雑誌論文] ホノルルにおける戦前の日本人漁業2009

    • 著者名/発表者名
      飯田耕二郎
    • 雑誌名

      大阪商業大学商業史博物館紀要 10

      ページ: 173-184

  • [雑誌論文] インドの華人社会とチャイナタウン-コルカタを中心に-2009

    • 著者名/発表者名
      山下清海
    • 雑誌名

      地理空間 2(1)

      ページ: 32-50

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 移民の魁・星名謙一郎のブラジル時代2009

    • 著者名/発表者名
      飯田耕二郎
    • 雑誌名

      大阪商業大学論集 151-152

      ページ: 437-451

  • [雑誌論文] サンバ(ブラジル文化)と阿波踊り(日本文化)-ブラジル日本人移民100周年記念式典に参加して思ったこと-2009

    • 著者名/発表者名
      飯田耕二郎
    • 雑誌名

      Milepost(大阪商業大学比較地域研究所) 23

      ページ: 1-4

  • [雑誌論文] エスニック都市空間における場所をめぐる葛藤-サンフランシスコ・ジャパンタウンの一事例から-2009

    • 著者名/発表者名
      杉浦直・小田隆史
    • 雑誌名

      季刊地理学 61(3)

      ページ: 157-177

    • 査読あり
  • [雑誌論文] グローバルシティ・東京におけるインド人集住地の形成-東京都江戸川区西葛西を事例に2009

    • 著者名/発表者名
      澤宗則・南埜猛
    • 雑誌名

      国立民族学博物館調査報告 83

      ページ: 41-58

    • 査読あり
  • [雑誌論文] オランダの国土政策と都市2009

    • 著者名/発表者名
      大島規江
    • 雑誌名

      地理 54(4)

      ページ: 28-35

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      阿部和俊編
    • 雑誌名

      都市の景観地理-大陸ヨーロッパ編(古今書院)

      ページ: 61-72

  • [学会発表] 池袋チャイナタウンの今日的状況2010

    • 著者名/発表者名
      山下清海
    • 学会等名
      日本地理学会春季学術大会「エスニック地理学」研究グループ
    • 発表場所
      法政大学(東京都)
    • 年月日
      2010-03-28
  • [学会発表] サンノゼ日本町ランドマーク・プロジェクト-エスニックな場所の再構築の一例-2010

    • 著者名/発表者名
      杉浦直
    • 学会等名
      日本地理学会春季学術大会「エスニック地理学」研究グループ
    • 発表場所
      法政大学(東京都)
    • 年月日
      2010-03-28
  • [学会発表] バスク自治州における地名変更にみるバスクの再領域化2009

    • 著者名/発表者名
      石井久生
    • 学会等名
      日本地理学会秋季学術大会
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県)
    • 年月日
      2009-11-24
  • [学会発表] ロサンゼルス大都市圏ガーデナ・トーランス地域における都市化と日系農業2009

    • 著者名/発表者名
      矢ケ崎典隆・深瀬浩三
    • 学会等名
      日本地理学会秋季学術大会
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県)
    • 年月日
      2009-10-25
  • [学会発表] エスニックな場所の(再)構築-サンノゼ日本町の事例から-2009

    • 著者名/発表者名
      杉浦直
    • 学会等名
      東北地理学会秋季学術大会
    • 発表場所
      弘前大学(青森県)
    • 年月日
      2009-10-03
  • [学会発表] EU統合による地理教育の変容:オランダの中等教育を事例に2009

    • 著者名/発表者名
      大島規江
    • 学会等名
      秋田地理学会
    • 発表場所
      秋田大学(秋田県)
    • 年月日
      2009-09-26
  • [学会発表] ヨーロッパ地誌学習における歴史地図帳活用の可能性2009

    • 著者名/発表者名
      加賀美雅弘
    • 学会等名
      日本地理教育学会大会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
    • 年月日
      2009-08-06
  • [図書] ヨーロッパ学への招待-地理・歴史・政治からみたヨーロッパ2010

    • 著者名/発表者名
      加賀美雅弘・川手圭一・久邇良子
    • 総ページ数
      244
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2012-08-15  

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