研究課題/領域番号 |
18202029
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
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研究分担者 |
小関 隆 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (10240748)
井野瀬 久美惠 甲南大学, 文学部, 教授 (70203271)
北原 恵 甲南大学, 文学部, 教授 (30340904)
黒川 みどり 静岡大学, 教育学部, 教授 (60283321)
田辺 明生 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (30262215)
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キーワード | 人種 / 表象 / 人種主義 / エスニシティ / 差別 / 科学 / ジェンダー / 抵抗 |
研究概要 |
本プロジェクトの初年度平成18年度には、申請時の予定通り以下の4つを柱とした研究を遂行することができた。加えて成果刊行の契約や、HPによる公開、一部成果発表など新たな成果も生まれた。 まず予定通り、1)定期的に共同研究会を開催した:代表者が長期海外出張から6月末帰国した後、7月より9ヶ月間の間に計10回の研究会を開催した。個人報告のみならず、全体の枠組みについて全員で討論する機会も別に設けることによって、問題意識の共有を図った。2)拠点形成に向けて京都大学人文科学研究所に設置する人種象関連の図書・資料の収集・整理を行った。3)メンバー各自による資料収集(または現地調査)を行った。4)国内外人種研究者とのネットワーク形成をはかった。:国外(アメリカ合衆国)および国内の人種表象の研究者をゲストスピーカーとして招聘し、知見を得ると同時に、代表者はアメリカ合衆国における2つの科学と人種の専門家会議に出席し、合衆国および他の外国から出席していた専門家とのネットワークを構築した。 これらに加えて、5)本研究の成果刊行を岩波書店と契約した。(12人のメンバーが執筆予定)。6)プロジェクトのHPを立ち上げた。今後順次成果の一部を公開していく予定である。http://kyodo.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~race/ 7)研究代表者は、国際会議(於:中山大学(中国))で本研究における分担研究の現段階の成果(アジア系アメリカ人アーティストの人種表象と抵抗)を発表した。 平成19年度は、これらの活動に加えて、メンバーによる合宿、京都大学におけるリレー講義、HPを用いたOCW(オープンコースウエア)による成果の社会還元を行っている予定である。
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