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2006 年度 実績報告書

藩法史料のデータベース展開と近世法史研究の新機軸

研究課題

研究課題/領域番号 18203001
研究機関関西学院大学

研究代表者

林 紀昭  関西学院大学, 法学部, 教授 (40024971)

研究分担者 藤原 明久  神戸大学, 法学研究科, 教授 (40030621)
神保 文夫  名古屋大学, 法学研究科, 教授 (20162828)
高木 侃  専修大学, 法学部, 教授 (40099198)
谷口 昭  名城大学, 法学部, 教授 (20025159)
守屋 浩光  奈良産業大学, 法学部, 助教授 (00330530)
キーワード近世法史 / 御定書系藩刑法典 / データベース / 盛岡藩刑罰 / 対馬藩罰責 / 自分仕置令
研究概要

平成11年度〜平成14年度科学研究費補助金基盤研究(A)(1)「データベースの構築に向けた藩法史料の総合的研究」に基づく史料悉皆調査の際に充分に行えなかった地域のうち、今年度は北部九州地方で大きな成果を得た。福岡藩史料等を福岡県立図書館・九州大学九州文化研究所・同大学法学部で調査を行い、課題に直結する1『罰帳』一冊等の複写を入手した。また佐賀藩史料を佐賀県立図書館・佐賀大学・県内市立図書館で調査を行い佐賀大学に大部の小城支藩の刑罰帳が残されていることを確認したが、大学側の都合で今年度内に複写史料を入手できなかった。県内市立図書館にも若干残存しており、今後当該地域の歴史研究団体と交流を深めることで史料の入手を図る所存である。
既に史料の残存の確認地域の中では、鳥取県立図書館所蔵鳥取藩の大部の追放帳のCD-ROM採録には図書館の協力が得られ、撮影に着手した。佐賀・鳥取・津山各藩のCD-ROMによる画像保存の完遂が次年度の課題である。なお佐賀大学史料複写許可の遅延により複写経費の計上が遅れ、研究者への調査旅費の配分が遅くなってしまった結果、各自の分担地域の調査が不十分になったことに悔いが残る。
データベース化の前提となる史料の解読・入力についてはアルバイト謝金を利用しえたために、対馬藩『罰責』の作業が進展しており、2年先の研究成果公開促進費の申請の見通しがついた。
研究分担者・研究協力者による研究成果として、平成18年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の助成により、藩法研究に総合的に取り組んだ初の論文集の学史上の位置を占める藩法研究会編『大名権力の法と裁判』を発刊(2007.2月)し、学会の進展に貢献した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 盛岡藩「刑罰」考2006

    • 著者名/発表者名
      谷口 昭
    • 雑誌名

      名城法学 第56巻2号

      ページ: 1-50

  • [雑誌論文] 天保期盛岡藩における「贋金」事件について2006

    • 著者名/発表者名
      守屋 浩光
    • 雑誌名

      東北文化研究所紀要 第38号

      ページ: 88-94

  • [図書] 大名権力の法と裁判2007

    • 著者名/発表者名
      藩法研究会(編)
    • 総ページ数
      412
    • 出版者
      創文社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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