• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

藩法史料のデータベース展開と近世法史研究の新機軸

研究課題

研究課題/領域番号 18203001
研究機関関西学院大学

研究代表者

林 紀昭  関西学院大学, 法学部, 教授 (40024971)

研究分担者 井ケ田 良治  同志社大学, 名誉教授 (90066093)
高木 侃  専修大学, 法学部, 教授 (40099198)
鎌田 浩  専修大学, 名誉教授 (90039941)
藤原 明久  神戸大学, 法学研究科, 教授 (40030621)
守屋 浩光  奈良産業大学, ビジネス学部, 准教授 (00330530)
キーワード御定書系刑法典 / 明清律系刑法典 / 自分仕置令 / 手限仕置権 / 佐賀藩 / 長州藩
研究概要

今年度は藩法資料、とりわけ刑事裁判史料の収集に向け、調査活動を継続した。具体的には徳島藩、鳥取藩、久留米藩、秋田藩、鶴岡藩の史料調査を行い、各藩の刑事裁判史料を収集した。収集した史料については、マイクロフィルム撮影済の史料は業者によるフィルムの複写及びデジタルコンバートで、未撮影の史料は業者または会員自身によるデジタルカメラ撮影によりデジタル画像を取得した。これらは藩法研究会ホームページにアップロードし、現状では会員限定であるが史料情報を共有する予定である。なお、収集した史料データの量が飛躍的に増加したため、それらを収容し、かつ画像処理を行うため、新たにデスクトップPCを購入した。本年度画像を取得することの出来た史料の翻刻作業および刊行形態については、今後検討することにしている。
さらに、史料所蔵機関への採訪による画像取得だけでなく、古書として市場に流通している法制史料の収集にも力を入れ、これらについても今後電子情報化のうえ共通の研究資源として活用する方法を検討する。
また、収集活動と並行して過去に取得した藩法史料の翻刻作業も継続して行った。現在進行中のものとしては、対馬藩の刑事判決史料と丹後田辺藩谷口家文書中の刑事裁判史料がある。このうち対馬藩『罰責』は全30巻中20巻、丹後田辺藩『刑罰方日記抜書』は全19巻(内1巻は欠)中14巻の翻刻作業を完了した。いずれも、刊行に向けての作業を進めており、来年度の刊行助成申請を目指している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 監憲録・浜松告某稟録-史料翻刻(三)2007

    • 著者名/発表者名
      神崎 直美
    • 雑誌名

      城西経済・経営紀要 25-1

      ページ: 33-66

  • [雑誌論文] 盛岡藩における内済-盛岡藩刑事判例集を題材として2007

    • 著者名/発表者名
      守屋 浩光
    • 雑誌名

      東北学院大学東北文化研究所紀要 39

      ページ: 49-57

  • [図書] 近世都市社会の「訴訟」と行政2007

    • 著者名/発表者名
      坂本 忠久
    • 総ページ数
      304
    • 出版者
      創文社

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi