研究課題/領域番号 |
18203004
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
稗貫 俊文 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70113610)
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研究分担者 |
栗田 誠 千葉大学, 大学院・専門法務研究科, 教授 (20334162)
瀬領 真悟 同志社大学, 法学部, 教授 (90192624)
須網 隆夫 早稲田大学, 大学院・法務研究科, 教授 (80262418)
中山 武憲 名古屋経済大学, 法学部, 教授 (40278388)
向田 直範 北海学園大学, 法学部, 教授 (90104695)
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キーワード | 中国独占禁止法 / アジアの競争法 / カルテル規制 / 実体規定 / 行政独占 / 濫用規制 / 米国・EU競争法 / 東アジア共同体 |
研究概要 |
今年度は、多数の国際会議に招待され代表責任者や研究分担者は報告者やコメンテーターを分担した。中国独禁法の動向を中心に、国際的な視野で、アジアの競争法の動向をとらえる良い機会となった。(1)4月14日、15日に公正取引委員会が主催した国際競争ネットワーク(ICN)京都会議に参加し、米国、欧州、中国など世界の競争法におけるカルテル規制やセツルメント制度の現状を紹介する議論に加わった。前日の13日は、ICN参加のため来日した台湾の研究者に台湾競争法の実体規定の運用を伺う研究会を主催した。(2)5月25日、26日に、上海の華東政法大学で競争法に関する中国、韓国、日本、香港、台湾の国際会議が開かれ、行政独占の規制、知的財産濫用規制、公企業の独占力濫用規制の現状について議論した。稗貫と栗田が招待され報告した。(3)9月3日、4日に韓国ソウルで、韓国の公正取引委員会の主催で、米国やEUの競争法の専門家を招き、東アジア競争法シンポジウムが開催された。稗貫と中山が招待され報告した。大会終了後に、東アジア競争法フォーラムの設立が提案され、稗貫、と研究分担者の中山、栗田、須網が準備会の理事に就任した。(4)9月19日、20日に長春において吉林大学と中国法哲学会共催の第7回東アジア法哲学会が開催され、「経済のグローバル化と東アジア経済法」のセッションで、稗貫が司会を務め、遠藤が「ケア労働のグルーバル化」、須網が「東アジア共同体の条件」を報告した。(5)11月7日、8日に韓国において、国際シンポジウム「証券業と競争法三が開催され、稗貫が、「日本の保険業法と独占禁止法」について招待報告した(6)2月2日に札幌・北海道大学において、中国、台湾、韓国、香港の学者を招いて、「東アジア競争法の最新動向」をテーマにシンポジウムを開催した。
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