研究課題
1.一年目、二年目に引き続き、アジア・アフリカ地域における政治社会運動実態についての情報、資料を収集した。特に、イラクの現地発行アラビア語をデータベース化し、その定期的な収集を行った。そのために海外の研究協力者であるイラク戦略研究センターと情報交換を密接に行った。他方、それぞれの分担者および研究協力者は、レバノン、スーダン、英国など、担当地域での海外調査を実施し、現地研究機関との共同研究を進めた。2.8月2-3日および2月5-6日に京都大学と共催で、国際ワークショップを京都大学、東外大にて実施した。その際、シリアを中心にした中東の国際関係の専門家であるヒンネブッシュ教授、イラク経済の専門家のマフディ教授を英国から招聘し、特にイスラーム運動、汎ナショナリズム運動、社会主義運動など、目的の異なるトランスナショナルな運動の展開過程を比較する形で、インテンシブなワークショップを開催した。また中東政治の第一線の若手研究者であるハムザーウィ研究員を招聘し、現代中東における広範囲の政治運動の現状についての講演を行った。これらのワークショップ、講演会を通じて、研究成果を広く大学院生、他学の研究者と共有することに寄与した。3.こうした研究活動を通じて、中東、アジア、アフリカ地域に広がるさまざまなトランスナショナルな社会運動の実態について、その歴史的起源、拡大対象地域の社会的共通性、国家・社会関係のあり方、国際政治上の過去の同盟関係の有無、民族的、宗教的ネットワークのあり方などについて、個別事例に関する分析を進めた。その成果は、各分担者がそれぞれさまざまな分野で発表してきている。特に、6月には日本比較政治学会にて分担者(酒井、青山)、連携研究者(横田)、協力者(山尾)が「非民主体制下での政権奪取を巡る政治空間:中東諸国の事例比較」とのパネルを組んで研究報告を行った。
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