研究課題/領域番号 |
18203025
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
淺田 孝幸 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10143132)
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研究分担者 |
金井 一頼 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50142831)
小林 敏男 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20205470)
西垣 葵 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (40379160)
竹田 英二 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80106624)
関口 倫紀 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (20373110)
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キーワード | 環境マネジメント / サプライチェーン・マネジメント / 環境配慮型製品開発 / CSR経営 / 企業の社会性戦略 / RFIDとSCM |
研究概要 |
企業のプロセス横断的な環境への取り組みとして、SCMでの環境マネジメントの取り組みの実態と理論的なサーベイを行った。実態調査成果として、「製品開発のパフォーマンス向上と戦略的マネジメントの機能」(淺田・山根共同、国際P2M学会春季大会、平成19年4月10日)の報告。またSCM理論研究として「バイオガス原料による水素製造プロセスの経済性評価」(淺田・卯瀧共同、国際P2M学会春季大会、平成19年4月10日)の発表。理論的な、深い研究として、SCMの理論モデルについては、竹田英二指導の博士論文(Huy Chhaing) "Studies on Supply Chain Coordination Models、"により、SCMの主体間の調整問題をインセンティブシステムとの関係を考慮したモデルで、課題を明らかにした。淺田・山根によるSCMとMCSの関係を意識した環境配慮型製品開発におけるコントロールシステムの課題を明かにした研究として、"An Empirical Study on the Function of Strategic Management Control in Environmental New Product Development、" 4th Conference on Performance Measurement and Management Control、 September 25, Nice France.を報告。SCMとITならびに、RFIDに関連した研究として、現在実証中の事例について、西垣・小郷を中心に、資料の収集をおこなった。経営戦略グループとしては、森林・製材に関するSCMの課題と環境問題について、関口を中心に研究を進めており、成果を出すところまできている。環境会計・CSRについての研究は進行中であるが、まとまった成果には至っていない。企業環境活動の把握については、本年度では、6月26-27日にかけて、日亜化学における無機EL製品のもつ信号交通システムへの応用による、省エネルギー効果の規模とスケールならびに、付随する課題について調査した。10月30-11月1日における、日本製紙グループにおける、SCMにおける古紙回収・混入率の問題と環境配慮型製品製造における精製過程の投資問題を調査した。また、12月4-5日 三菱ガス化学工業での調査において、温暖化ガス対策と省エネルギー生産方法への転換の現状について調査を行った。
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