研究課題/領域番号 |
18203029
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
村山 研一 信州大学, 人文学部, 教授 (80115378)
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研究分担者 |
中嶋 聞多 信州大学, 人文学部, 教授 (80255059)
渡邊 勉 信州大学, 人文学部, 助教授 (30261564)
山本 英二 信州大学, 人文学部, 助教授 (20262678)
鵜飼 照喜 信州大学, 教育学部, 教授 (80045161)
大内 雅利 明治大学, 農学部, 教授 (60147915)
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キーワード | 地域ブランド / 地域社会学 / 文化資源 / 地域史学 / 景観 / 地域活性化 / 地域価値 / 社寺文書 |
研究概要 |
長野県内の諸地域を主たる研究フィールドとして設定し、以下の三研究グループごとに調査を実施した。 文化財発掘・評価グループ・・・王滝村を主たる研究フィールドとして設定し、王滝村の御岳神社の文書について調査を行い、中世から近世にかけての御岳信仰の形成過程について史料を整理した。この他に、松本の近代初期出版文化等についての資料調査を行った。 地域社会調査グループ・・・主たる研究フィールドとして安曇野市を選び、安曇野市の地域ブランド形成にとって重要な資源となる景観を主題として、調査を実施した。安曇野市調査は、景観形成活動の聞き取り調査およびフィールド調査と、市民、観光業者、観光客を対象としたCVM法による景観意識調査を並行して行い、本年度の調査結果を報告書にまとめた。これに加えて、飯山市および飯田市のグリーンツーリズム、千曲市の棚田保全活動等、地域のブランド化につながる諸活動について調査を実施した。 活性化手法検討グループ・・・主たる研究フィールドとして、安曇野市、塩尻市を選定した。安曇野市については、市民を対象として地域ブランド意識について郵送調査を行い、分析結果を調査報告書にまとめた。さらに、塩尻市の地域ブランド化の取り組みについて、調査を実施した。 これらの長野県内をフィールドとして実施した調査と並行して、北海道庁および北海道市町村、青森県庁、大分県庁および大分県市町村を対象として、先進地域のブランド化過程と、行政の地域ブランド政策について、聞き取り調査を実施した。 本年度の研究成果の一部は、論文として公表すると共に、年度末に中間報告会を開催した。
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