研究課題
基盤研究(A)
本研究は、2006 年2 月に打ち上げられた「あかり」衛星を用いた大マジェラン星雲を含む近傍銀河の赤外線観測から、近赤外から遠赤外にわたる赤外線での基礎データベースを構築し、銀河内での星間空間中分子雲から星が生まれ、その星が進化し、晩期型星あるいは超新星爆発として星間空間へ循環する銀河内の物質進化を系統的な観測から解明することを目的とする。 本研究は以下の2つの柱からなる。「あかり」の大規模サーベイの一つである大マジェラン星雲の観測データの点光源及び微弱天体のカタログを作成し、このデータと他波長のデータ(地上近赤外線・電波・X 線)との比較を行い、星生成、進化末期の恒星進化、及び星間ダストの様々な環境下での変質過程を統計的に解明する。これと平行して、「あかり」の重点観測計画の一つである近傍銀河の近赤外から遠赤外にかけての広い赤外線域の観測データの解析を行い、近傍銀河中での星生成・星間物質の進化過程について、金属量の相違、星活動度の相違、星間プラズマガスの影響を詳しく解明することを目的とする。また、これらと相補的な分光観測をSpitzer 宇宙望遠鏡を用いて行い、「あかり」観測結果とあわせて、さらに星間物質の様々な環境下での振る舞いについての詳細な解析を行う。
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