研究課題
平成18年度には、以下の研究を実施した。1.試験用電子銃(-30kVDC)のビーム試験を行い、電子銃の動作を確認した。2.発生した電子が加速部分で損失するのを大幅に抑えるために、電子銃(-100V pulse)とプレバンチャー+バンチャー+主加速管+四重極電磁石+偏向電磁石+スリットから構成される設計に決定した。3.加速部分に対しては加速電子ビームのシミュレーションParmelaを用い、それより下流の部分に対してはGeant4を用いたシミュレーションを行い、要求するビーム特性(10〜40MeVで可変、1%以下でエネルギー測定)が充分に得られること、フィールドでの放射線防護に問題がないことを確認した。4.以上をもとに、必要な部品の設計・製作を行い、高エネルギー加速器研究機構(KEK)において、小型電子加速器の組立を開始した。5.またGeant4を用いて電子ビームによる空気シャワーと大気蛍光望遠鏡の応答を調べ、検出光子数とその不定性を調べた。平成19年度には、KEKにおいて小型電子加速器を完成させて稼働させ、性能試験を行い、その後、米国の観測現場に輸送し、設置・稼働・運用を行う予定である。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (5件)
Proc. of KASI-APCTP WS : Origin, Propagation and Interaction of Energetic Particles Daejeon, Korea
Proc. of Int. Workshop "The UHE Universe : A Vision for the Next Decade" Roma, Italy
Proc. of CRHEY-07 ; International Workshop on Cosmic Rays and High Energy Universe. Tokyo, Japan
Proc. of the GZK40 : The 3^<rd> International Workshop on the Ultra-high Energy Cosmic Rays Moscow, Russia
Proc. of the 14^<th> International Conference on Supersymmetry and Unification on Fundamental Interactions Irvine, USA