研究課題/領域番号 |
18204043
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田中 博 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70236628)
|
研究分担者 |
山崎 孝治 北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (70270791)
伊藤 久徳 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (80112100)
森 厚 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (20272627)
向川 均 京都大学, 防災研究所, 准教授 (20261349)
山根 省三 千葉科学大学, 危機管理学部環境安全システム学科, 講師 (10373466)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
キーワード | 北極振動 / 異常気象 / 地球温暖化 / 平成 18年豪雪 / AO / テレコンエクション / 北極振動特集号 / 北極域の科学 |
研究概要 |
近年の異常気象や地球温暖化の研究において、北極振動が特に注目されている。初年度の平成18年度には、2006年7月8-9日に第1回北極振動研究集会を筑波大学で開催し、約30名の参加を集めて最新の情報提供や活発な議論が行われた。研究代表者は2007年2月19-20日にアラスカ大学で開催された第7回極域気候変動に関する国際会議(GCCA-7)に主催者のひとりとして参加し、北極振動研究に関するレビュー講演を行った。2007年3月2-3日には筑波大学で第2回北極振動研究会を開催し、約40名の参加者を集めて、研究成果報告と今後の研究計画について議論した。2年目の平成19年度には、5月に開始された地球惑星科学連合大会で「北極域の科学」ユニオンセッションを企画して、研究成果報告を行った。そして日本気象学会の査読付き国際学術誌である気象集誌の12月号に、北極振動研究の成果を集めた「北極振動特集号」を企画し、本研究実績のまとめとして12編の論文およびノートが発刊された。北極振動は、任意の定常外力に共鳴して起こる大気大循環の力学的な特異固有モードとして理解される一方で、それを励起する太平洋と大西洋のストームトラックの活動が互いに独立に大振幅でNAOとNPOのテレコネクションを励起するため、統計的な見かけのモードに見えるという理解に至った。
|