研究課題
基盤研究(A)
本研究は、超短フェムト秒ファイバーレーザーを用いたテラヘルツ電磁パルスを光源とするテラヘルツトモグラフィーに関するものである。テラヘルツトモグラフィは、工業製品の塗装膜、及び錠剤コーティングなどの評価への応用が期待されている。これらの応用のためには、装置の小型化・高分解能化が不可欠である。我々が有する独自技術として、世界最短13フェムト秒(fs)のパルス幅を有するファイバーレーザーがあり、これを励起光源として、テラヘルツ時間領域分光法(TDS : THz Time Domain Spectroscopy)で用いられる光伝導性スイッチ(Auston Switch)あるいは有機非線形光学結晶DASTを照射すると、極めてパルス幅の短いテラヘルツ電磁波を発生し得る。その超短テラヘルツ電磁波をターゲットに照射し、エコー反射パルス波形からトモグラフィー画像を構成するTime of Flight方式により、かつてテラヘルツ波で実現し得なかった高い奥行分解能を達成することを目指した。
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Optics Express vol.17
ページ: 7533-7539
Optics Express vol.17, no.8
ページ: 6676-6681
Optics Express vol.16
ページ: 12859-12865
http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/optlab/